昭和３年に創立された呉バレーボール協会は，関係者の皆さまのご支援のおかげをもちまして，平成２０年度で創立８０周年を迎えました。
　呉バレーボール協会は，わが国実業団チーム第一号である呉海軍工廠バレーボールチームの開祖である故河野実一氏が，草創期における呉地区のバレーボール競技力向上を図るため，近郊のチームに呼び掛けて，昭和３年に呉排球協会として設立されました。
　呉海軍工廠チームは，全日本排球選手権大会で優勝３回，準優勝６回の輝かしい戦歴を持ち，1920年代後半から1940年代前半にかけて全国に「排球王国呉」の名を轟かせて，日本バレーボール史上に残る多くの名チーム，名選手を輩出し，呉バレーボール界発展の礎を築きました。
　その伝統と精神は，バレーボール協会の諸先輩方を通じて現在まで脈々と受け継いできており，最近では平成６年 アジア大会，平成８年 広島国体での女子バレーボール競技の開催など数多くのビッグイベントと日頃の地道な活動を通じて，微力ながら呉市の体育振興や青少年の健全育成に寄与しているもの考えております。