平成19年度
第59回全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会



開 催 日 平成19年7月13日(金)〜16日(月)
場  所 呉市総合体育館(オークアリーナ)
主  催 (財)日本バレーボール協会,日本実業団バレーボール連盟,毎日新聞社
共  催 呉市教育委員会
後  援 広島県教育委員会,(財)広島県体育協会,呉市体育協会
主  管 (財)広島県バレーボール協会


 平成19年度 第59回全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会が,7月13日〜16日に呉市総合体育館(オークアリーナ)で開催されました。本大会は,過去に平成5年度にも呉市で開催されており,今回は呉市で2度目の開催となります。
 大会は全国各地から32チームの代表が参加し,9人制バレーボール実業団女子の日本一を目指して熱戦が繰り広げられました。大会4連覇を狙っていた第1シードのパイオニアが準決勝で破れ,決勝戦は第4シードの富士通テンと,ノーシードながら準々決勝で第2シードの地元マツダを破って久々に決勝戦へと駒を進めた山梨中央銀行の対戦となりましたが,フルセットの末に富士通テンが勝利して,見事に初優勝を飾りました。
 途中,台風接近などもあって心配されましたが,幸いにも影響はほとんど無く,大会は特に大きなトラブルも無く,無事に終了することができました。参加した各チームの選手の皆さんにとって心に残る素晴らしい大会になったのではないかと思っております。大会の運営にご協力戴きました役員の皆様方に心より御礼申し上げます。


予選グループ戦 試合結果

決勝トーナメント戦 試合結果


過去の優勝チーム一覧


【代表者会議】

参加32チームの代表者 下村英士大会委員長の挨拶


【開 会 式】

各チームの入場行進

前年度優勝のパイオニア
を先頭に入場行進

(プラカード先導は清水ケ丘高校生徒)
広島ジュニアマリンバアンサンブル
の生演奏に合わせての行進
地元マツダの入場行進 地元バブコック日立の入場行進 整列した32チームの選手


式  典

下村大会委員長
開会宣言
エリザベト音楽大学 小野村教授
君が代独唱
開会式にご参列戴いた
来賓並びに大会役員
前年度優勝パイオニアからの
優勝杯,優勝旗返還
日本実業団バレーボール連盟 梅野会長
開会の挨拶
小村和年 呉市長
歓迎のことば
選手宣誓
選手代表 バブコック日立 稲垣主将


アトラクション(歓迎の夕べ)
広島ジュニアマリンバアンサンブル演奏会

開会式終了後に歓迎の夕べとして広島ジュニアマリンバアンサンブルの演奏会を開演
会場の選手・役員は,ちびっ子達の素晴らしい演奏,パフォーマンスに魅了されました。
広島ジュニアマリンバアンサンブルの皆さんどうもありがとうございました!


【合同懇親会】

開会式終了後に大会役員,派遣審判員,チーム代表者による合同懇親会を開催。総勢約120名が参加して,親交を深めるとともに互いの大会での健闘を誓い合った。
日本実連 梅野会長の開会のご挨拶 大之木呉市体育協会会長からのご祝辞 広島県実連 藤井会長の音頭で乾杯!
地元呉バレーボール協会から,
実業団バレーボールの夜明けと題して
呉海軍工廠バレー部の歴史を紹介
全国各地から本大会に派遣された
審判員の皆さん
懇親会に参加した
各チームの代表者の皆さん
中国バレーボール連盟 河野徳男会長
のご挨拶
呉バレーボール協会 田部次男名誉会長
の中締めのご挨拶


【大会の様子】

試合会場 (呉市総合体育館)
呉市総合体育館(オークアリーナ)のメインコート サブコート
    
体育館正面玄関の大会看板 体育館2階ロビーに設置された
クレーマージャパンのグッズや
地元呉のお土産物販売ブース
医療法人社団 飛翔会 さんに
開設戴いたテーピングブース
   
試合の様子
 
   
地元代表 バブコック日立の戦い!
地元代表のバブコック日立は予選グループ戦で静岡県代表のヤマハ発動機と対戦。
小村呉市長にも応援に駆けつけて戴き,地元応援団の声援を背に攻守にわたって相手を圧倒し,見事ストレート勝ちして決勝トーナメント戦に進出した。
決勝トーナメント戦では,昨年度のベスト16を上回るベスト8を目指して戦ったが,惜しくも1回戦で大分県代表の大分銀行に破れ,上位進出はならなかった。
赤のユニフォームがバブコック日立
試合終了後に小村市長,鷹橋会長らと
選手,スタッフが一緒に記念撮影

決勝トーナメント戦抽選会
予選グループ戦終了後に予選を勝ち抜いた20チームと予選グループ戦免除のシードチーム5チームの合わせて25チームによる決勝トーナメント戦の抽選会が開催された。
広島での大会らしく,抽選には通常用いられる棒の代わりに宮島の名産品である「しゃもじ」が使われ,この「抽選しゃもじ」は各チームにプレゼントされた。
緊張した面持ちで抽選会に臨む各チームの代表者

地元代表 マツダの戦い!
本大会第2シードで決勝トーナメント戦から出場した地元代表のマツダ。地元での大会で悲願の初優勝に挑んだ。
緒戦の東京都代表NEC府中戦にストレート勝ちして,準々決勝では山梨県代表 山梨中央銀行と対戦。地元での上位進出を意識してやや動きの硬いマツダに対して,元全日本選手の辻幸恵さんをコーチに迎えて上位進出に燃える山梨中央銀行が終始優位にゲームを進めて,ストレートでマツダを下して準決勝へ進出した。
青のユニフォームがマツダ
    

準決勝
パイオニア(埼玉県) 対 富士通テン(兵庫県)
大会史上3チーム目となる4連覇に挑む第1シード 埼玉県代表のパイオニアと昨年の兵庫国体で優勝した勢いで初優勝に挑む第4シード 兵庫県代表の富士通テンの一戦。
セットカウント1−1で迎えた第3セット,中盤で一気にリードを奪った富士通テンが粘るパイオニアを振り切って,見事に初の決勝進出を果たした。

群馬銀行(群馬県) 対 山梨中央銀行(山梨県)
本大会通算11度の優勝を誇り昨年準優勝の雪辱を期したい第3シード 群馬県代表の群馬銀行とノーシードながら見事にここまで勝ち上がってきた古豪 山梨県代表の山梨中央銀行の一戦。
若いチームでややミスの目立つ群馬銀行に対して,堅実なプレーでリードを保った山梨中央銀行がストレートで勝利し,平成12年度以来7年ぶりの決勝進出を決めた。
  


    
決勝戦の攻防!
富士通テン (兵庫県) 対 山梨中央銀行 (山梨県)

 第1シードパイオニアを準決勝で破って初の決勝進出となった富士通テンは,吉田,坂東両エースにボールを集めて序盤で12−7とリードを奪った。これに対して昭和62年以来20年ぶり3度目の優勝を狙う山梨中央銀行は,粘り強いレシーブからの切り返しでジリジリと追い上げて17−17で追いつき,逆にその後一気に3連続得点で富士通テンを突き放して,最後はエース小林のアタックが決まり,第1セットを21−19で先取した。
 第1セットをまさかの逆転で奪われた富士通テンであったが,第2セットも序盤からエース吉田の活躍などで14−7と大きくリードを奪う。このセットで勝負を決めたい山梨中央銀行はメンバーチェンジなどで何とかリズムを変えようとしたが,どうしても富士通テンの攻撃を抑えることができず,そのまま着実に点差を広げた富士通テンが21−14でこのセットを奪って,決勝戦はフルセットにもつれ込んだ。
 最終の第3セットに入っても,富士通テンの勢いは止まらない。攻撃が単調となりミスの目立つ山梨中央銀行に対して,粘り強いレシーブから多彩で安定した攻撃を繰り広げる富士通テンが得点を重ね,やや一方的な試合展開となり,最後は山梨中央銀行のミスで富士通テンが21−11でこのセットを奪い,セットカウント2−1で見事に初優勝を飾った。
特設センターコートでの富士通テン対山梨中央銀行の決勝戦
(白地のユニフォームが富士通テン,紺地のユニフォームが山梨中央銀行)
富士通テン エース吉田のレフト攻撃 富士通テン センター井戸の攻撃 富士通テン 坂東のライト攻撃
山梨中央銀行 エース小林のレフト攻撃 山梨中央銀行 センター深澤の速攻 山梨中央銀行 小野のライト攻撃
富士通テン 古田のブロック 山梨中央銀行 バック植松のレシーブ 初優勝で歓喜の胴上げをされる
富士通テン 竹口監督


【閉会式】

児玉競技委員長の成績発表 優勝 富士通テン,準優勝 山梨中央銀行
の選手

第1位 富士通テン
JVAから賞状の授与 JVAから優勝杯の授与
日本実連から優勝旗の授与 毎日新聞社から優勝トロフィーの授与
各賞を授与された富士通テンの選手 個人賞(優勝楯)の授与 個人賞(優勝メダル)の授与

第2位 山梨中央銀行
JVAから賞状の授与 日本実連から準優勝楯の授与

第3位 パイオニア 第3位 群馬銀行
JVAから記念ボールの授与 日本実連から第3位楯の授与



表彰を受けた選手たち 日本実連 藤井副会長のご挨拶 下村大会委員長の閉会宣言
大会運営に当たった呉バレーボール協会の鷹橋会長にJVAからの感謝状が授与されました



入賞チームの記念写真
第1位 富士通テン 第2位 山梨中央銀行
第3位 パイオニア 第3位 群馬銀行


大会役員の記念写真
審判員 大会役員


選手,役員の皆さん,お疲れ様でした!